埋もれた界面の構造と機能の研究
埋もれた界面の構造と機能の研究
ヘテロダイン検出振動和周波発生法は当初、空気/水界面など媒質の片方が空気である露出界面についてのみ適用可能でしたが、最近我々はこの方法を固液界面に拡張することに成功しました。固体基板を用いることにより自己組織化膜や高分子ナノ薄膜などのより高度な機能を有する材料を用いて複雑な機能性界面を構築することが可能になります。したがって、固液界面では我々の最先端計測の技術をより高度な物質・材料科学に応用することが可能です。我々は固液界面の研究から、機能性物質界面の微視的な構造とマクロな機能の関係について明らかにしようとしています。
浦島, Ghosh (Myalitsin)
図1.HD-VSFG法による機能性界面測定の概念図。